中谷潤人、3回36秒KO!デビューから続く無敗守る 

スポーツ報知
1回、鋭い右ジャブでアリメンタを攻める中谷(カメラ・堺 恒志)

◆報知新聞社後援 プロボクシング・ダイナミックグローブ ▽10回戦 ○中谷潤人(3回36秒KO)デクスター・アリメンタ●(7日、東京・後楽園ホール)

 WBC世界フライ級5位・中谷潤人(20)=M・T=が、デビューから続く無敗を守った。同級10回戦でWBOアジアパシフィック・ライトフライ級10位のデクスター・アリメンタ(22)=フィリピン=に3回36秒KO勝ち。日本、東洋太平洋ともに同級2位につけるホープが、近い将来のタイトルマッチへ弾みをつけた。中谷の戦績は16勝(12KO)、アリメンタは13勝(9KO)4敗。

 中谷が技術の高さを光らせた。ガードを固める相手に上下の打ち分けや左右のボディーで徐々に崩しにかかり、3回に右ボディーを効かせると左を当てて膝をつかせた。初めてのメインでKO勝ち。「ホッとしている。課題にしていた(KOまでの)組み立てはできたかな」と20歳のホープは無敗を守った。

 中学1年から競技を始め、卒業後に米国へ約1年間武者修行。今でも米国で合宿を行い、昨夏にはWBA世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマン(米国)とスパーリングで拳を交えた。「接近戦でのレパートリーで勉強になった」と世界レベルを体感。夢の世界王者へ「まずは日本人として日本タイトルを取りたい」と七夕の夜に目標を掲げた。

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