村田諒太、V2戦ラスベガス10・20で交渉中「そのつもりで調整している」

スポーツ報知
ミット打ちで汗を流す村田諒太

 WBA世界ミドル級王者・村田諒太(32)=帝拳=の2度目の防衛戦が、10月20日を候補に交渉が進められていることが11日までに分かった。プロモート契約を結ぶ米トップランク社CEOのボブ・アラム氏(86)が日程を明かしたと米メディアが報じたもので、帝拳ジムの本田明彦会長(70)は「最終決定ではない」とした上で「日にちは向こう(トップランク社)が発表したが交渉中です」とした。

 場所は米ラスベガスを予定。村田は「10月20日のつもりで調整してやっている」と都内の所属ジムでミット打ちやサンドバッグなどで汗を流した。4月に初防衛後は次戦について「早く決まってほしい」と話していたが「練習内容とかも(試合日から)逆算して考えられる」と調整のしやすさを歓迎した。

 さらに約3か月後の大舞台に向け、新グラブを試している。これまで米国製や日本製を使用してきたが、最近はカナダのライバル社製で練習。拳部分が比較的柔らかく「(衝撃を)感じやすい」と好感触で、手首を固定するような装着感は故障の予防にもなる。世界最速12戦目で3階級制覇したワシル・ロマチェンコら、ラスベガスの第一線で戦う選手も愛用。「最近、海外で使われている。もしかしたら、次使うかも」と新兵器投入を示唆した。

 相手は未定だが、WBAは同級3位ロブ・ブラント(27)=米国=との対戦指令を出している。同級では日本人初の防衛に成功した村田が、徐々に調整スピードを上げて本場のリングへと向かう。(浜田 洋平)

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