井岡一翔、日本人初「4階級制覇したい」現役復帰…電撃引退から7か月

2018年7月21日6時0分  スポーツ報知
  • 米国で現役復帰することを発表した井岡一翔(カメラ・森田 俊弥)

 プロボクシング元世界3階級王者・井岡一翔(29)が20日、都内で会見し、現役復帰を表明した。昨年4月にWBA世界フライ級王座の5度目の防衛に成功し、大みそかに電撃引退。今後の拠点は米ロサンゼルスで、9月8日に同地で行われるスーパーフライ級の強豪を集めた興行「SUPERFLY3」で復帰し、日本人初の4階級制覇を目指す。

 井岡の心は、かつてないほど燃えていた。電撃引退から約7か月。「米国で現役復帰することを決意しました。新たな地で4階級制覇したい」。海を渡り、スーパーフライ級への挑戦を宣言した。

 大みそかの引退発表については「未練はなかった。復帰は考えていなかった」と強調。しかし、2月に「SUPERFLY2」で本場・米国のきらびやかな舞台を生観戦し「また新たな環境で、新たな挑戦をしたい」と再燃した。関東のジムを転々としながら、3月から本格的に練習を再開。今の体重は57キロ弱でスパーリングもこなしている。

 昨年5月に歌手・谷村奈南(30)と結婚し、大阪から東京に拠点を移した。アマ時代から師事したトレーナーの父・一法氏(50)にも復帰を報告し「頑張ってこい」と送り出された。すでに米国の「360プロモーション」と契約し、今後は米国でライセンスを取得予定。日本ボクシングコミッションにも復帰の了承を得た。所属先は、井岡ジムからパチンコ機製造会社のSANKYOに変わる。

 対戦相手などの詳細は明かさなかったが、世界戦なら日本人初の4階級制覇がかかる。「井岡一翔はまだ終わってないと証明したい」。第二のボクサー人生で消えたともしびに火を付ける。(浜田 洋平)

 ◆井岡 一翔(いおか・かずと)1989年3月24日、大阪・堺市生まれ。29歳。大阪・興国高で高校タイトル6冠。東農大中退。2009年4月、井岡ジムからプロデビュー。11年2月WBC世界ミニマム級王座奪取。15年4月WBA世界フライ級王座を奪取し、世界最速(当時)18戦目で3階級制覇。身長165センチ。右ボクサーファイター。プロ戦績は22勝(13KO)1敗。叔父は元世界2階級王者の弘樹氏(49)=井岡弘樹ジム会長=。

 ◆SUPERFLY 米国・360プロモーションのトム・ロフラー氏が手がける軽量級の強豪を集めた興行。昨年9月の第1弾は、WBO世界スーパーフライ級王者だった井上尚弥(大橋)がV6に成功。2月の第2弾は、同級とフライ級2試合を加えた3つの世界戦を開催した。9月が第3弾で、世界3階級王者ドニー・ニエテスと同級2位アストン・パリクテ(ともにフィリピン)が、井上の返上したWBOの王座決定戦を行う。

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