ボクシング連盟・山根明会長、インターハイの来賓席で一人だけ革張りの椅子…関係者「指定なの」と苦笑い

スポーツ報知
山根会長

 1日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)で国内のアマチュアボクシング競技を統括する日本ボクシング連盟(山根明会長)が12項目の不正を指摘された告発状問題について特集した。

 番組では、山根氏が来場予定の1日に開会式、2日に開幕する高校総体ボクシング競技が行われる岐阜県のOKB岐阜清流アリーナを取材した。来賓席には、パイプ椅子が並ぶなか、山根会長の座席だけは、革張りの椅子が用意されていた。

 関係者は番組の取材に「指定なの」と明かしたが、その後、会長の椅子も同じパイプ椅子に変わった。ただ、これに関係者は「始まる前に入れ替わる」とし、他の来賓が会長の椅子だけ違うと「不思議に思うじゃないですか。気配りをしている」と説明し、会長が到着すると再び戻されることを明かしていた。

 さらに、会長の控室には告発状にも掲載された「おもてなしリスト」で明記されたドリップコーヒー、緑茶、せんべいの詰め合わせなどが用意されていた。関係者は「用意しなさいと回ってくるから。県では買わない。支部の組織があるでしょ、そこから。しょうがないですよね。こうやって回ってくるから」と苦笑いしていた。

 岐阜県ボクシング連盟は幹部5人が告発状に名前を載せているが今までと変わらないおもてなしに「今回は告発してから初めての大会。会長のおもてなしを皆さんに見てもらうためいつも通りの対応を取った」とあえて公開することで問題点を伝えたい意図があったことを説明していた。

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