高山勝成、日本ボクシング連盟相手にスポーツ仲裁申し立て 「『再興する会』と思いは一緒」

スポーツ報知
日本ボクシング連盟を相手どり、日本スポーツ仲裁機構へ仲裁を申し立てた高山勝成(前列中央)。右は中出博啓トレーナー、左は岡筋泰之・主任弁護士

 東京五輪を目指して昨春プロを引退も、日本ボクシング連盟(以下、日本連盟)・山根明会長(78)からアマ選手登録を認められていない元4団体世界ミニマム級王者の高山勝成(35)=名産大=が6日、日本連盟を相手どり、日本スポーツ仲裁機構へ仲裁を申し立てた。

 国際ボクシング協会は16年リオ五輪からプロ出場を解禁。高山は昨春から山根会長への直談判や署名活動などでアマ選手登録を訴えてきたが、明確な説明がないまま拒絶され続けている。今春、日本連盟と日本オリンピック委員会(JOC)を相手に同機構へ調停を申し立て、話し合いを求めた。だが、統括団体のJOCが調停に応じたにも関わらず、日本連盟は応じず。高山は同機構の判断を仰ぐべく、仲裁へと踏み切った。

 高山はこの日、大阪弁護士会館で会見。山根会長の除名などへ動いている「日本ボクシングを再興する会」について、高山は「『―再興する会』と思いは一緒」と明言。自身については「何より今の活動を通じて、次世代の子供たちに向けて、(ボクシングの)普及と発展につなげられることができると自分も信じている。選手として今の状態は良くない。選手ファースト、選手が主役です。(日本連盟は)選手や周りの方々の意見を聞いて話し合って、いい方向につなげてほしい」と組織改革を訴えた。

スポーツ

×