ボクシング連盟・吉森副会長、山根前会長に進退を一任した理由語る

スポーツ報知
山根前会長

 助成金流用や不正審判の疑惑がある日本ボクシング連盟の吉森照夫副会長(73)が9日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)に生出演した。

 過去の暴力団関係者との交際や不正疑惑が問題視されている山根明前会長(78)が8日に辞任を表明した。

 番組では山根前会長に辞任を迫った7日の臨時理事会について検証した。山根氏が怖くて発言がない時間があったとの指摘に吉森氏は「それはないです。みんな大事な理事会ということで、普段はあまり言わない人も含めて半数以上の人が意見をおっしゃていた」と明かし、さらに会合で山根氏が怒鳴ったことも「ない」とし、4、5人が退出したとの指摘にも「それはない」と断言した。

 会合では理事が辞任を迫ったと明かし「14、5人が示した。こういう気持ちです。いまのうちにお辞めくださいとお願いだった。ボクシングに対する信用を回復したい。そのために会長はお辞めいただくのが一番いいです。その中には会長は毎日、マスコミ攻勢にあって心労しておられる、健康のことを心配して、会長が今のうちに辞められるのが一番の願いなんですとかいろんな意見が出ました」と明かした。

 解任決議をせず会長一任にしたことを「そういう状況の中で、そういうことを考えていると、そういう言葉ではないですよ、それをにおわす言葉がありまして、ただ今日一日待ってくれ、明日中に発表するとおっしゃった」と振り返り「そういう言葉を聞いて辞めるかどうかを会長を信頼しましたので、一任しました」と明かしていた。

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