井上尚弥「優勝できるように頑張りたい」10・7 横浜アリーナで元王者パヤノと初防衛戦!

スポーツ報知
WBSSバンタム級トーナメント1回戦を横浜アリーナで行われることが決まり意気込みを見せる井上尚弥

 世界3階級制覇で、WBA世界バンタム級王者・井上尚弥(25=大橋)が21日、10月7日に横浜アリーナで元WBA同級スーパー王者の同級4位フアンカルロス・パヤノ(34)=ドミニカ共和国=とV1戦を行うと発表した。

 階級最強を決める、今秋開幕のワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)の1回戦となる。都内のホテルで記者会見した井上は「このトーナメントに出られることを楽しみにしていた。優勝できるように頑張りたい。(優勝候補筆頭の見方を)頭の片隅に入れておくぐらいにして、その評価に足元をすくわれないようにしたい」と意気込みを語った。

 パヤノは2004年アテネ五輪代表のサウスポーで、2010年にプロ転向した。2014年9月にアンセルモ・モレノ(パナマ)を下し、WBA世界バンタム級スーパー王座を獲得し、2016年6月のV2戦で王座陥落した。

 7月20日にロシアで行われた組み合わせ抽選会で対戦が決まった際、対面しており、井上は「パヤノは骨格がしっかりして、大きかった。年齢の割には気迫が感じられた」と印象を明かした。

 所属ジムの大橋秀行会長(53)は「世界的に注目が集まる大会だと思うので、(井上は)全部KOで勝ってほしい」と“KO指令”を出した。

 WBSSに出場するバンタム級選手は井上を始め、WBAスーパー王者ライアン・バーネット(英国)、WBO王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)、IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)ら、現在空位のWBCを除く他団体王者がズラリ。それぞれの対戦相手として、元世界5階級王者のノニト・ドネア(フィリピン)のビッグネームや、WBA5位ミーシャ・アロイヤン(ロシア)、IBF3位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)も参戦する。

 試合はフジテレビ系で生中継され、米国、欧州にも配信される予定だ。

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