大竹秀典が帰国 現役続行について「ちゃんと考えたい」と明言避ける

スポーツ報知
帰国した大竹秀典

 日本時間26日に米アリゾナ州グレンデールで行われたプロボクシングWBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチで、1回2分18秒TKOで敗れた同級6位の大竹秀典(37)=金子=が27日午後、羽田空港着の便で帰国した。

 2度目の世界挑戦だったが、プロ37戦目で初のKO負け。王者アイザック・ドグボエ(23)=ガーナ=から2度のダウンを奪われ、わずか138秒で仕留められた。開口一番、「1回で終わったので、あまり疲れていない」と自嘲気味に語り、「ドグボエの得意な距離で勝負してしまった。もっと慎重に試合を組み立ててもよかった」と悔しがった。

 初の世界挑戦となった2014年11月のWBA世界同級王者スコット・クイッグ(英国)との一戦(判定負け)から2度目の世界戦まで4年を要した。7月6日に37歳の誕生日を迎えた大竹は、今後の去就に関し「自分の中で考えをまとめたい」と明言を避け、「このチームでもっとやりたいけど、ボクシングは一生続けてはいけない。その踏ん切りをどこでつけるか。自分自身、陣営、会社(スポンサー)と話し合いたい」と揺れる胸中を明かした。

 陣営の金子健太郎会長は「大竹は状態もよかったし、これをラストにするのはもったいない。『3度目の正直』があってもいい」と話していた。

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