山中慎介氏、井上尚弥出場のWBSSに「僕も名前のある王者と戦う機会が欲しかった」井上に優勝期待

スポーツ報知

 元WBC世界バンタム級王者・山中慎介氏(35)が30日、他団体王者ら8人とトーナメント方式で争う「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)」に出場するWBA世界同級王者・井上尚弥(25)=大橋=に期待した。自身と同じ階級となった井上は、10月7日に神奈川・横浜アリーナで同級4位フアンカルロス・パヤノとの初戦を迎える。各団体王者の参戦する世界的興行に、山中氏は「僕も名前のある王者と戦える機会が欲しかった。羨ましいけど、井上君だから勝ち取れた権利だと思う」と話した。

 同大会には元世界5階級王者ノニト・ドネアも参戦。「すごい盛り上がるメンバーが集まった」と楽しみにしつつ「(井上が)圧倒的に有利」と優勝大本命の怪物に太鼓判。初戦でぶつかるパヤノは、山中氏がかつて激闘を繰り広げたアンセルモ・モレノを下している。パヤノについて「1敗しているけど、そんなにボコボコにもらって負けたわけじゃない。あれからどれだけの実力になったか。楽しみな試合になりそう」と心待ちにした。

 ドネアについては「僕と同じ年というのは大きい。日本で会わせてもらったこともあるし、WBSSで活躍してドネアの強い姿を見せてほしい」と願った。

 この日は、南京都高と帝拳ジムで後輩のWBA世界ミドル級王者・村田諒太(32)=帝拳=がV2戦を発表。試合を中継する「DAZN(ダゾーン)」で解説を務める予定の山中氏は、都内の会見場で村田の激励に訪れた。

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