井岡一翔「スーパーフライ級戦線は自分が中心に」米国デビュー戦はダウン奪い大差判定勝ち!
スポーツ報知

◆プロボクシング ▽スーパーフライ級(52・1キロ以下)10回戦 〇井岡一翔(判定)マクウィリアムス・アローヨ●(8日、米カリフォルニア州イングルウッド フォーラム)
昨年大みそかの引退表明を撤回し、現役復帰した元世界3階級王者でWBA世界スーパーフライ級2位・井岡一翔(29)=SANKYO=が8日(日本時間9日)の再起戦で、WBC・WBO同級3位のマクウィリアムス・アローヨ(32)=プエルトリコ=を3―0の判定(99―90、97―92、97―92)で下し、米国デビュー戦を華々しく飾った。
1年5か月ぶりのリングで、井岡は1回から積極果敢に前に出てジャブ、ボディー、フックと多彩に左のパンチをヒット。アローヨの顔面がみるみる紅潮した。3回終盤、鮮やかなワンツーの右ストレートで相手のアゴを打ち抜いてダウンを奪った。アローヨが立ち上がったところをゴングに救われ、KOはならず。そのまま主導権を明け渡すことなく、終始優勢に進めた。
試合後、井岡は「結果を残せて良かった。米国で井岡一翔という存在を少しでも証明できた。ここからスーパーフライ級戦線で自分が中心となりたい」と笑顔。リングを下りた際、観戦に訪れた父・一法さん(51)=井岡ジム会長=に新天地での白星デビューをねぎらわれた。次戦は未定だが、日本人初の世界4階級制覇へ期待が膨らむ。
通算成績は井岡が23勝(13KO)1敗、アローヨが17勝(14KO)4敗となった。