ヘビー級・藤本京太郎 105・8キロでクリア「KIDさんは熱い方だった」

スポーツ報知
計量後、対戦相手のカラレット(左)と握手を交わした藤本京太郎

 ◆プロボクシング(25日、東京・後楽園ホール) ▽東洋太平洋、WBOアジアパシフィックヘビー級(90・8キロ以上)タイトルマッチ12回戦

 東洋太平洋、WBOアジアパシフィックヘビー級タイトルマッチの前日計量が24日、都内の日本ボクシングコミッションで行われた。2冠王者の藤本京太郎(32)=角海老宝石=が105・8キロ、挑戦者のスタット・カラレット(23)=タイ=は92・4キロでそれぞれクリアした。

 元K―1ヘビー級王者でもある藤本は、18日に死去したプロ格闘家の山本“KID”徳郁さん(享年41)に触れ、「興行は一緒に出たことはないけど、4年前にテレビ番組でお会いしたのが最後。KIDさんは格闘家として、男らしく、熱い方だった。残念」と悼んだ。

 今回は、東洋太平洋王座は4度目、WBOアジアパシフィック王座は3度目の防衛戦となる。世界挑戦への壁が高いと言われる最重量級だが、2011年の大みそかにボクシングデビューした藤本は「待つ時もあると思う。我慢です」と理解している。陣営は年内のWBO同級王座の指名挑戦者決定戦実現を目指しており、「とにかく勝って、世界につなげられる試合をしたい」と気を引き締めていた。

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