ホルヘ・リナレス、再起戦で3回TKO勝ち! 「もっと戦える。ロマチェンコとまたやるのもアリ」

スポーツ報知
ホルヘ・リナレス

◆プロボクシング▽スーパーライト級(63・5キロ以下)12回戦 〇ホルヘ・リナレス―アブネル・コット●(29日、米カリフォルニア州インディオ、ファンタジー・スプリングス・リゾート・カジノ)

 元世界3階級王者ホルヘ・リナレス(33)=帝拳、ベネズエラ=が再起戦を勝利で飾った。アブネル・コット(31)=プエルトリコ=に3回1分31秒TKO勝ち。5月のWBA世界ライト級王座4度目の防衛戦で、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に敗れて王座陥落し、4か月半ぶりの再起戦だった。リナレスの戦績は45勝(28KO)4敗、23勝(12KO)4敗。

 リナレスは2回にワンツーで右ストレートを顎にぶち込み、ダウンを先取。3回にもガードの上から右を入れてダウンを奪った。再開直後にコーナーに追いつめてラッシュ。クリンチ後に両者とも倒れ込み、リナレスは瞬時に立ち上がった一方で、相手は後ろによろけて背中をコーナーポストに付けたところでストップ。リナレスが1階級上げたパワーを見せつけ、元4階級王者ミゲル・コット(プエルトリコ)の親戚という相手を倒した。

 「カリフォルニアで迎えてくれたみんな、ありがとう。こういう結果でうれしい。僕はハッピーだし、もっと戦える。体調もいいし、ビッグファイトを期待している。ロマチェンコとまたやるってのもアリじゃないですか」。リング上でインタビューに答え、再戦をほのめかした。

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