亀田和毅の世界戦へ、兄・興毅氏「亀田家が日本で大復活できる時。“亀田家ここにあり”という試合を」

スポーツ報知
世界戦を発表した亀田和毅(右)左は長兄の興毅

 亀田兄弟の三男でWBC世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(27)=協栄=が10日、都内で会見し、11月12日に東京・後楽園ホールで同級1位アビゲイル・メディナ(30)=スペイン=と暫定王座決定戦を行うと発表した。王者レイ・バルガス(メキシコ)が負傷中のため。元WBO世界バンタム級王者の和毅が勝てば、2階級制覇となる。和毅の戦績は35勝(20KO)2敗、メディナは19勝(10KO)3敗2分け。

 長兄で和毅のトレーナーを務める興毅氏(31)も会見に同席。「無事に試合が決まってホッとしている。元々、(和毅は)チャンピオンだったので実力はある。どれだけの存在感を見せられるか。和毅のレベルも上がっている」と期待した。

 亀田3兄弟では、和毅がWBO世界バンタム級王座を返上した2015年4月以来の王座獲得の機会。「自分が引退して(次男の)大毅も引退して、3兄弟で残ったのが和毅。亀田家最後の砦(とりで)。和毅がここで世界戦で勝って2階級制覇すれば、亀田家として日本で大復活できる時かなと。亀田家大復活のこの瞬間、和毅がいい試合をして、強いボクシングをしてもらって、“亀田家ここにあり”という試合を期待して、自分は当日を楽しみにしたい」と話した。

 和毅は15年9月にWBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(英国)に敗れて以来の世界戦。勝てば、肩を負傷中のバルガスと王座統一戦か、暫定王座の防衛戦となる。

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