村田諒太の挑戦者ブラントが練習公開 警戒ポイントを説明「基本に忠実なボクサー」

スポーツ報知
村田諒太に挑戦するロブ・ブラントが公開練習でサンドバッグ打ちを披露

◆プロボクシング 世界戦▽WBA世界ミドル級(72・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・村田諒太―同級3位ロブ・ブラント(20日、米ネバダ州ラスベガス・パークシアター)

 WBA世界ミドル級3位ロブ・ブラント(28)=米国=が17日、王者・村田諒太(32)=帝拳=への世界挑戦に向け、米ラスベガス内のトップランクジムで練習を公開した。試合前のピリピリした様子はなく、日米の取材に笑顔で対応するなど落ち着いた様子。シャドーや、サンドバッグをリズムよく打ち込むなど好調をアピールした。村田については「オリンピックで金メダルを取っている世界王者。それが一つのポイントで、あとは左ジャブと右ストレートがうまい。村田もコンディションがいいし、12ラウンド戦うパワーもある。基本に忠実なボクサー」と警戒した。

 テキサス在住だが、元WBA世界ライトヘビー級王者エディ・ムスタファ・ムハマド氏からトレーナーとして指導を受けるため、同氏のいるラスベガスで2か月間の合宿を敢行。「村田もコンディションがいいようだし、自分のベストを出さないといけない。ラスベガスでタイトルマッチができ、すごい夢だったので頑張りたい」と話した。

 同トレーナーは、日本の報道陣に村田の印象を問われたが「良い選手。以前、米国に来て練習をした時に(村田の練習)パートナーを連れて行ったことがある。その時から知っているし、友達だよ」と説明。ブラントの長所については「言うことを聞く。コーナーから出る時とか。それが力」としか言わず。自身の指導で成長した点は「ブラントの持っている力をもうちょっとよくした。(試合当日の)土曜日に見せるよ」と煙に巻いた。米大リーグ・ヤンキースのキャップを被るなど同チームのファンらしく、田中将大投手(29)のことは「グレートピッチャー!」と興奮気味に話していた。

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