村田諒太、ラスベガスで王座陥落…判定負け

スポーツ報知
村田諒太

◆プロボクシング 世界戦▽WBA世界ミドル級(72・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・村田諒太―同級3位ロブ・ブラント(20日、米ネバダ州ラスベガス・パークシアター)

 WBA世界ミドル級王者・村田諒太(32)=帝拳=が20日、同級3位ロブ・ブラント(28)=米国=との2度目の防衛戦で0-3の判定負けした。村田にとって、将来のビッグマッチ実現にはKO勝利が必須の試合だったが、本場・米国のリングで敗北した。村田の戦績は14勝(11KO)2敗、ブラントは24勝(16KO)1敗。

 村田とプロモート契約する米興行大手・トップランク社CEOのボブ・アラム氏(86)は、村田が勝てば来年3月をめどにラスベガスか東京ドームで、元3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(36)=カザフスタン=との対戦交渉を進めると明言していた。村田は夢のビッグマッチ実現に向け「いろいろと証明しないといけないものがある」と語る重要な一戦だった。

 ◆村田 諒太(むらた・りょうた)1986年1月12日、奈良市生まれ。32歳。中学1年でボクシングを始め、南京都(現・京都広学館)高で高校5冠。東洋大、同大学職員で全日本選手権優勝5回。2011年世界選手権で日本勢史上最高の銀メダル。12年ロンドン五輪ミドル級で日本勢48年ぶりの金メダル。13年8月にプロデビューし、17年10月にWBA王座奪取。18年4月にミドル級では日本人初の防衛成功。身長183センチの右ボクサーファイター。家族は妻と1男1女。

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