挑戦権獲得へ、船井龍一「絶対つかんでやる」 前日計量一発パス

スポーツ報知
IBF世界Sフライ級挑戦者決定戦に出場する船井龍一(左)とビクター・エマニュエル・オリボはともに前日計量を一発パス 

 IBF世界スーパーフライ級挑戦者決定戦(10日、東京・後楽園ホール)の前日計量が9日に都内で行われ、同級3位・船井龍一(33)=ワタナベ=はリミット52・1キロを0・1キロ下回る52・0キロ、同級7位ビクター・エマニュエル・オリボ(22)=メキシコ=は52・1キロちょうどで一発パスした。勝てば王者ジェルウィン・アンカハス(26)=フィリピン=への挑戦権を手にする世界前哨戦。船井は「チャンスをいただけたのはツキが回ってきているということ。絶対つかんでやる、という気持ちで」と誓った。

 メキシコ人との対戦は初めて。事前に動画などで動きは確認したが「『タイミングが違う』とかはよく聞くので焦らないようにしたい。イメージしすぎるのも良くないが、対策はできている」と油断はない。計量後には「ルーチンなので」と卵とだし汁で作ったおかゆや白湯などを摂り、スポーツドリンクは飲まない独特のスタイル。「緊張はない。試合当日にはピリッとしたものはあるけど、今はない。試合が近付くにつれて、楽しみが増していく感じ」。ようやく手にしたチャンス、逃すわけにはいかない。

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