亀田和毅に判定負けのメディナ「トモキが素晴らしい試合をした」 自慢のあごひげも短くカット

スポーツ報知
11回、亀田和毅を攻めるアビゲイル・メディナ

◆プロボクシング 世界戦▽WBC世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)暫定王座決定戦12回戦 ○亀田和毅(判定3-0)アビゲイル・メディナ●(12日、東京・後楽園ホール)

 WBC世界スーパーバンタム級2位・亀田和毅(27)=協栄=が、同級1位アビゲイル・メディナ(30)=スペイン=に3-0の判定勝ち。同級暫定王座を獲得し、世界2階級制覇に成功した。

 「ハンマーパンチ」の異名を取る強打を武器にするメディナだったが、和毅のスピードの前では無力と化した。「序盤はトモキの速さに驚いた」と控室でうなだれた。

 試合開始からパンチは再三、空を切った。6回以降はセコンドからボディー打ちを指示され、「いいパンチを腹に打てたと思う」と振り返ったが、長くは続かなかった。

 試合前日に亀田陣営から「目に入って危険」と指摘された長く伸びたあごひげは短く刈り込み、大一番に挑んだ。敵地での判定負けに「採点に不満はないよ。トモキが素晴らしい試合したのは見ての通りだ」と口をへの字にし、「できれば再戦をやりたいけどね…」とつぶやいた。

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