女子ボクシング　多田悦子　３本目の世界ベルト獲得へ　１２・１江畑戦へ公開練習

　ＷＢＯ女子世界ミニフライ級（４７・６キロ以下）タイトルマッチ（１２月１日・エディオンアリーナ大阪第２競技場）に出場する、挑戦者の元ＷＢＡ、元ＩＢＦ同級王者・多田悦子（３７）＝真正＝が１６日、神戸市内の所属ジムで公開練習を行った。３本目の世界ベルト獲得を狙うサウスポーは、王者・江畑佳代子（４２）＝ワタナベ＝戦へ向けて、ウェート調整も順調。「体重はリミットまであと１～２キロ。きのう（１５日）は昼にうな重、おやつにチーズケーキ、夜は焼き肉を食べた。７分目ぐらいやけど」と余裕だ。

　この日はシャドーボクシングやミット打ちで軽快に動いて汗を流した。試合でチーフセコンドを務めるフィリピン国籍のエリベルト・ゲホントレーナー（４１）は「多田は左ストレートがいつもよりキレている。ＫＯ勝ちもある」。多田は「全てはリング上で証明する」と不敵に笑った。通算成績は多田が１７勝（５ＫＯ）３敗２分け、江畑が１２勝（６ＫＯ）７敗。