伊藤雅雪、初の国内世界戦へ練習公開「毎試合、ラストファイト」

スポーツ報知
世界戦前の公開練習で笑顔でミット打ちをする伊藤雅雪

◆報知新聞社後援 プロボクシング▽トリプル世界戦 WBO世界スーパーフェザー級(58・9キロ)タイトルマッチ12回戦 王者・伊藤雅雪―同級1位エフゲニー・シュプラコフ(30日、東京・大田区総合体育館)

 WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(27)=伴流=が、指名挑戦者の同級1位エフゲニー・シュプラコフ(28)=ロシア=との初防衛戦に向け19日、都内の伴流ジムで練習を公開した。約1時間でシャドー、ミット打ち、サンドバッグなど軽快な動きを披露。11月中旬から1か月強の米ロサンゼルス合宿を終え「やることはしっかり米国でやってきた。残り2週間は体重、体調を整えてぬかりなくやるだけ」と順調ぶりをアピールした。

 世界奪取前まで自身はカウンターを狙うことが多かったが、接近戦にも対応できるよう海外の猛者を相手に武者修行。「相手が前に出てきても、アウトボクシングしても対応できる練習をしてきた。相手に付き合わず、ジャブで僕が全てコントロールする」と確かな自信を胸に帰国した。

 7月に日本人37年ぶりとなる米国での王座獲得に成功。国内での世界戦は今回が初めてとなり、予備検診、調印式など海外にはない公式行事が続く。「行事ごとはありがたい。毎試合、ラストファイトだと思っている。注目してもらって、僕を知らない人にこういうボクサーがいるとわかってほしい。いい試合をすれば、伊藤雅雪というボクサーを知ってもらえるチャンス。しっかり攻めていきたい」。メインイベントで攻撃的な姿勢を貫くことを誓った。

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