井岡一翔、4階級制覇ならず…昨年大みそかの引退から復活も判定負け

スポーツ報知
井岡一翔

 ◆プロボクシング世界戦 ▽WBO世界スーパーフライ級(52.1キロ以下)王座決定戦 ○同級1位・ドニー・ニエテス(判定2-1)同級3位・井岡一翔●(12月31日、マカオ・ウィンパレス)

 WBO世界スーパーフライ級3位の井岡一翔(29)が、日本人初の世界4階級制覇を目前で逃した。同じ元3階級制覇で14年間無敗の同級1位ドニー・ニエテス(36)=フィリピン=との王座決定戦で1-2の判定で敗れた。

 昨年大みそかに引退を発表し、復帰戦1試合を挟んで大みそかのリングにカムバックしたが、ボクシング史に名を残す偉大な記録を達成できなかった。14年5月以来の黒星を喫した井岡の戦績は23勝(13KO)2敗。ニエテスは43勝(23KO)1敗5分け。

 ◆井岡 一翔(いおか・かずと)1989年3月24日、堺市生まれ。29歳。大阪・興国高で全国6冠。東農大を中退し、09年4月にプロデビュー。11年2月、WBC世界ミニマム級王座奪取。12年6月、WBA同級王者・八重樫東(大橋)に判定勝ちし、日本人初の複数団体統一。同年12月、WBA世界ライトフライ級王座獲得で2階級制覇。15年4月、WBA世界フライ級王座奪取で当時世界最速18戦目で3階級制覇。身長165センチ。右ボクサーファイター。叔父は元世界2階級王者・弘樹氏(49)=井岡弘樹ジム会長=。

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