パッキャオ、初防衛戦へ会見 メイウェザーの父は「言い訳できないくらいにぶちのめす」再戦示唆

スポーツ報知
会見したパッキャオ(WOWOW提供)

 WOWOW開局以来、世界最高峰のボクシングを充実の解説・実況陣とともにお届けしている「エキサイトマッチ~世界プロボクシング」。今回は米ネバダ州ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナから、世界6階級王者マニー・パッキャオ(40)=フィリピン=のWBA世界ウエルター級タイトルマッチを生中継する。

 パッキャオは昨年7月15日、王者だったルーカス・マティセと対戦して9年ぶりとなるTKO勝ちを収め、WBA世界ウエルター級王座を獲得した。39歳でキャリア終盤に差し掛かっていたアジアの英雄が久々のKO勝利。胸を熱くしたボクシングファンは多かったはずだ。今回は、元4階級王者のエイドリアン・ブローナー(29)=米国=との初防衛戦。12月に40歳となったパッキャオが難敵ブローナーを下し、更なるビッグマッチへと進めるか、全世界注目の一戦である。

 16日にニューヨークで開かれた会見で、パッキャオは「チャンスがあればKOしたい。僕たちはリングの外では友達になれる」と冷静に語った。勝てば、フロイド・メイウェザーとの世紀の再戦の可能性も有力視されており、今回の勝負の行方に目が離せない。

 メイウェザーの父・シニアも当地で取材に応じ「パッキャオが勝つだろう。(メイウェザーとの再戦について)可能性はある。対戦することになれば、今度は肩の負傷の言い訳なんてできないくらいにぶちのめす」と強気にコメントした。

 パッキャオは出入りの速い踏み込みとコンビネーションで攻め、ブローナーはハンドスピードと鉄壁のディフェンスを武器としている。勝利の神様はどちらにほほ笑むか―。試合は日本時間20日正午からWOWOWプライムで生放送される。

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