「先生、おめでとう!」藤枝小教員の近藤佐知子、1年3か月ぶり勝利 

2019年2月11日6時10分  スポーツ報知
  • 地元で初めて勝ち、笑顔で手を挙げる近藤

 ◆プロボクシング ▽女子ミニマム級4回戦 ○近藤佐知子(判定)安久夏実●(10日・川根本町本川根B&G海洋センター)

 6試合が行われ、セミファイナルで静岡県勢が対戦。焼津市出身の近藤佐知子(31)=駿河=がデビュー戦に臨んだ浜松市出身の安久夏実(19)=唯心=を2―1の判定で下し、地元・静岡での初勝利を飾った。メーンイベントでは、川根本町出身の日本女子フライ級王者・池本夢実(22)=琉球=が判定で凱旋試合を飾った。

 読み上げられた判定が分かれた。39―37、38―39。場内が静まりかえった。最後のジャッジは39―38で赤コーナーを支持し、近藤は喜びを爆発させた。17年11月のデビュー2戦目以来、1年3か月ぶりの勝ち名乗り。「先生、おめでとう!」という声に笑顔で手を振り、何度も跳び上がって応えた。

 常に攻めた。長いリーチを生かし、左ジャブを突き出していく。安久に腕を絡められ、何度もクリンチに持ち込まれたが、構わず前に出続けた。相手のパンチを見ることが多く、鈴木憲会長(44)に「全然ダメだ」と怒られたが、近藤は「それでも結果を出せたのは良かったです」と勝利の味をかみしめた。

 本職は藤枝小の教員。この日は担任する6年生のクラスから生徒約10人が、保護者と一緒に応援に駆けつけてくれた。3月で卒業する子どもたちに、かっこいい姿を見せることができた。「佐知子頑張れーって言ってくれました」。うれしそうに振り返った。

 世界王者が目標。「勉強ばかりして教師になった自分が世界を取ることで『夢がかなう』ということを体現したい」。今後も挑戦し続けることを宣言した。(里見 祐司)

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