田口良一、進退を保留「どうしようかな。引退はなくはない」田中恒成に敗れ2連敗

スポーツ報知
田口良一

◆プロボクシング▽WBO世界フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・田中恒成―同級4位・田口良一(16日、岐阜メモリアルセンターで愛ドーム)

 元WBA・IBF世界ライトフライ級統一王者・田口良一(32)=ワタナベ=が16日、進退を保留した。WBO世界フライ級王者・田中恒成(23)=畑中=に0―3の負け。統一王座から陥落した昨年5月のヘッキー・ブドラー(30)=南アフリカ=戦から2連敗となり「前回の負けは『あっ引退だな』という感じだったけど、今回は『どうしようかな』という感じ。少し成長を見せられたし、このままじゃもったいない。前よりかは『どうしようかな』という気持ちがある。(引退は)なくはない。何とも言えない」と話した。

 子どもの頃にいじめられ、自分を強くするために始めたボクシング。17年末に国内歴代8位タイのV7に成功し、日本人3人目の複数団体統一王者に。王座陥落直後は一度引退を決めていたが、昨年9月に再起していた。

 ◆田口 良一(たぐち・りょういち)1986年12月1日、東京都生まれ。32歳。東京・芝商高3年でワタナベジム入門。06年プロデビュー。07年に全日本ライトフライ級新人王。13年4月に日本同級王者。同8月に井上尚弥(大橋)に判定で敗れ陥落。14年12月に世界初挑戦でWBA世界ライトフライ級王座獲得。身長167・8センチの右ボクサーファイター。

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