井上尚弥が語る階級の壁「ゆくゆくは行けてもフェザー」日本人未到の5階級制覇は可能か

2019年3月17日17時42分  スポーツ報知
  • 井上尚弥

 プロボクシングのWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(25)=大橋=が17日、都内のWOWOW辰己放送センターでIBF世界ウエルター級タイトルマッチ(米テキサス州アーリントン、AT&Tスタジアムのリング)のゲスト解説に臨んだ。3度目の防衛戦となる同級王者エロール・スペンスJr.(29)=米国=と5階級制覇を狙うマイキー・ガルシア(31)=米国=の頂上決戦。スペンスが3―0の判定勝ちで全勝同士の対決を制した。スペンスの戦績は25勝(21KO)、ガルシアは39勝(30KO)1敗。

 身長、リーチともに約10センチ勝るスペンスが徐々に試合を支配していった。井上は「1、2回はよかったけど、後半にいくにつれて体力勝負で徐々に削られて、体力差がモロに出た。やっぱり階級の壁がありますね。適正階級がいかに大事なのかがわかる」と分析。「ガルシアが普通の選手になっていた。あれじゃ階級を上げても意味がない」と話した。

 自身はライトフライ級、スーパーフライ級、バンタム級で世界3階級制覇を達成した。4階級制覇は、過去に日本人の達成者がいない前人未到の領域。この日の放送終了後の囲み取材では、将来的にさらに上の階級に上げることが可能かどうかについて「今の時点では、スーパーバンタム級。ゆくゆくは30歳、4年後に行けてもフェザーだと思う。その時の調子に寄りますけど。スーパーフェザー級? 普通の選手になりますよ。埋もれると思う」とした。

 この日は、WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(28)=伴流=とWOWOWの企画で対談。自身は、他団体王者らとトーナメント方式で争う「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)」の準決勝として、5月18日(日本時間19日)に英スコットランド・グラスゴーでIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(26)=プエルトリコ=と対戦する。

 伊藤も同25日(日本時間26日)に米国でジャメル・ヘリング(米国)とのV2戦を予定しているため、井上は「1週間違いなので、互いに海外で結果を出していい勝ち方をすれば、日本のボクシング界も盛り上がる」と“共闘”を宣言。バトンを受けることになる伊藤も「僕も続いていい勝ち方ができれば」と語った。

 対談の模様は、日本時間4月27日午後20時20分からWOWOWで放送。井上戦は同5月19日、伊藤戦は同26日にともに生中継される。

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