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東京ドーム最多出場外国人はスコット・ノートンだった…金曜8時のプロレスコラム

2019年1月11日8時0分  スポーツ報知
  • 東京ドーム最多出場外国人のスコット・ノートン(2017年1月4日の「ニュージャパンランボー」)

 11日から東京ドームで「ふるさと祭り東京2019―日本のまつり・故郷の味―」が開幕する。そのプレスプレビューが10日行われ「青森ねぶた」のお囃子、跳人の実演、「八戸三社祭」のリハーサルを見に行ったが、1・4の激闘(新日本プロレス「レッスルキングダム」)の余韻がまだ充満しているような気がした。

 4年ぶり8度目のIWGPヘビー王座に返り咲いた棚橋弘至(42)のメインイベントなど、大会の詳細は今さら書くまでもないが、ここで紹介したいのは、大会パンフレットに掲載された「歴代ビッグイベントにまつわるさまざまな記録!『東京ドームレコード』」。引用していくと…。

 ▽最多メイン登場 棚橋弘至の10回(初メイン登場は03年の10・13。今大会で11回に自己更新)

 ▽最多大会出場 獣神サンダー・ライガーの44回(初開催の89年4・24でデビューしたライガーは、まさにドームの申し子)

 ▽最多出場外国人 スコット・ノートンの13回(初出場は91年の3・21。17年の1・4で約14年8か月ぶりにドーム登場)

 ▽最短時間試合 鈴木健想&棚橋弘至VS真壁真也&藤田ミノル(02年10・14)の0分31秒(藤田が健想にフォールを取られるも、直後に真壁の不服申し立てで再試合)

 ▽最長時間試合 オカダ・カズチカVSケニー・オメガ(2017年1・4)の46分45秒(唯一の40分超えの激闘。次点は16年1・4オカダVS棚橋の36分1秒)

 ▽最多観客動員 1998・4・4の7万人(新日本の創設者であるアントニオ猪木の引退興行が7万人の大台に)

 歴史の重みを感じさせられる記録だ。棚橋が今でもエースであることを証明する最多メイン記録。30年前のプロレス初ドームでデビューした獣神ライガー(当時はサンダーの称号はついていなかった)がまだ現役であることへの敬意。オカダが「死ぬかと思った」と語った46分45秒の死闘も納得だ。

 猪木引退試合の7万人は、後にK-1GP2002決勝戦(12月7日)が7万4500人を記録しているが、目撃した立場として、猪木引退試合は、スーパーウィングと呼ばれる外野バルコニースタンドまでびっしり入っており、まさに超満員の説得力があった。いずれもスタンド席は、当時のプロ野球の超満員をベースにしており、プロ野球が実数発表となっている現在は、猪木引退試合を超えることはないだろう。

 まったく、想像がつかなかった、というより、あまりネタになることがなかったのが、最多出場外国人。スコット・ノートンと聞いて納得だ。

 2017年1・4の第0試合で行われた1分時間差バトルロイヤルの「ニュージャパンランボー」。誰が出てくるかわからないサプライズ入場の中、大トリの15番目に「オーバー・ザ・トップ」のテーマが流れた時は感動した。優勝は逃したが「みんながまだ覚えていたことがうれしかった。ライガーがいるのを見て、戻ってきたんだなあと実感した」と喜んだ。

 2002年5・2以来14年8か月ぶりの東京ドーム登場。ちなみに前回のカードは天山広吉と組んで、小川直也&橋本真也とのタッグマッチ。OH砲の“俺ごと刈れ”にフォール負けしているという裏歴史があった。

 選手数増加で全員が出場できない東京ドーム大会で、土俵入り的な顔見せ企画だった「ニュージャパンランボー」。今年は「NEVER無差別級6人タッグ王座ナンバーワン・コンテンダー・ガントレットマッチ」に企画変更となり、「ニュージャパンランボー」惜しむ声が多かった。

 来年は1・4&5の初の2日間興行になることが発表され、単純に対戦カードが倍増するため、“カード漏れ選手救済”の顔見せカードはさらに不要になるが、OB、他団体に門戸を開放してでも、ぜひ「ニュージャパンランボー」を復活させてほしいものだ。(酒井 隆之)

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