「“胸映え”します」東京五輪のメダル、絞り込んだ!

スポーツ報知
東京五輪のメダルデザインコンペの二次審査会後、取材に応じた(左から)夏野剛審査員、高橋尚子副座長、野村忠宏審査員

 東京五輪のメダルデザインコンペティション審査会の二次審査会が5日、都内で開かれ、3案あった最終候補の中から1作品に絞り込んだ。デザイン案は残念ながらまだヒミツだが、歴代の金メダリストもほれ込む逸品となっだようだ。

 今回は立体審査となり、デザイン案をもとに実際に真ちゅうで作成したメダルを手に、議論が行われた。最後に残った1作品は、11人の投票で過半数以上を獲得した。

 柔道男子60キロ級で五輪3連覇の野村忠宏審査員(43)は参考として、自身が獲得した金メダルも持参し、比較。「出来上がったメダルを持ってポーズしたり、いろんな苦労をしながら、楽しみながら選んだ。東京のメダルも欲しいと思った。“胸映え”します」と、アピールした。

 審査会の副座長で、シドニー五輪女子マラソン金の高橋尚子さん(46)は「(過去と比較しても)一番胸で輝くメダル。自分も出たい、という思いにさせる」と、思わず現役復帰に前向きになってしまうほどだった。

 完成品の大きさは直径8・5センチ、重さ500グラム、厚さ1センチ前後と、リオ五輪とほぼ同等になるという。最終的にはIOCの承認を待ち、来年の夏に発表される予定だ。

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