フェンシング世界選手権、昨年銀メダルの西藤は「宇宙人」の太田雄貴氏を教材に金メダル狙う

2018年7月15日14時5分  スポーツ報知
  • 大会に向けて気合いを込めたポーズを決める男子フルーレ代表の(左から)西藤俊哉、松山恭助、敷根崇裕

 フェンシングの日本代表が15日、世界選手権(19~27日、中国・無錫)に向けて都内で会見を行った。男子フルーレ個人で昨年大会銀メダルの西藤(さいとう)俊哉(21)=法大=は、2度目の出場。「宇宙人」と表する2008年北京五輪個人フルーレ銀メダルの太田雄貴氏(現・日本協会会長)の技術を学び、日本勢の個人種目では15年モスクワ大会を制した太田氏以来となる優勝を狙う。

 昨年は初出場で銀メダルを獲得したが、世界から研究されるようになり、幼い頃から一番自信のあった攻撃的なスタイルを封じられた。「1年間、悩まされた」。自らをデータ分析し、攻撃につなげるための守備の強化に着手。同じ右利きで身長やタイプの似た選手の映像を研究して取り入れた。中でも「太田さんはもう宇宙人。オフェンスもディフェンスも何でもできる」という大先輩が一番の教材になった。

 「剣さばきは、まねできない。フェイントのかけ方、相手との駆け引き、ステップの使い方をやってみた」と技術を吸収。直接会って質問をぶつけると「あんまり教えてくれなかった」と煙に巻かれたが、「それだけ考えていたら大丈夫」とお墨付きをもらった。フェンシング界を引っ張ってきた大きな存在の言葉で自信がついた。

 太田氏以来の金メダルへ、今大会はエース格として期待がかかる。「去年は2位でラッキーな感じだった。今年は自分の実力で取りたい。世界で一番準備してきたと思っている」。世界選手権Vで先輩に並び、20年東京五輪は金メダルで日本人初の快挙を目指す。

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