少林寺拳法東京都大会に1500人が参加…男女コンビが「大学生男子の部」制覇の快挙も

スポーツ報知
少林寺拳法東京都大会・大学生男子の部で優勝を飾り、大会公認キャラクター「天王みらい」と一緒に構えを決める福村真三段(左)と上原茉莉奈三段(右)のコンビ

 少林寺拳法東京都大会(報知新聞社後援)が15日、東京・足立区の東京武道館で開催された。東京都少林寺拳法連盟が主催し、関東実業団連盟、関東学生連盟、東京都高等学校体育連盟専門部、東京都中学校連盟が共催した。

 男子五段以上の部から運用法の部まで39種目で競われ、約1500人が参加した。マスターズの部、親子の部、夫婦の部、障がい者の部などの演武審査、さらに論文の部もあり、老若男女が修行できる武道であることを印象付けた。

 大学生男子の部では、関東学連でコンビを結成した福村真三段(学習院大4年)と上原茉莉奈三段(日大4年)が男女コンビで1位になる快挙もあった。2人は昨年の大会で男女の部で1位になっているが、「今年は男女の部がなかったので」と男子の部にエントリーして他大学の男子コンビの点数を上回った。

 アトラクションとして東京錫杖研究会による錫杖演武や富士見丘学園書道部による書道パフォーマンスも行われた。

 少林寺拳法は中国から帰国した開祖・宗道臣氏(故人)が1947年に香川・多度津町で開創し、1957年に高弟の内山滋氏(故人)が東京道院を設立。昨年が創始70周年、東京進出60周年だった。大会実行委員長の前田保男・東京都少林寺拳法連盟理事長(59)は「次の創始80周年・東京進出70周年に向けて歩み出しております」と話し、創始70周年の統一テーマ「架け橋たれ」(Be the Bridge)は、継続されることが確認された。

 昨年は70周年を記念して、7月に米国・カリフォルニア州サンマテオ市で世界大会、そして11月に本部がある香川・多度津町でブルースカイキャンパスが開催された。そのため全国大会が行われなかったが、今回の東京都大会は2年ぶりの全国大会への選抜大会となり、上位入賞者が全国切符をつかんだ。今年の全国大会は北関東では初開催となる群馬・高崎市の高崎アリーナで10月27~28日に行われる。

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