気温35度の猛暑の中、青学大・橋詰が3000メートル8分16秒で熱走

スポーツ報知
気温35度の猛暑の中、3000メートルを激走し、トップになった青学大・橋詰

 箱根駅伝で史上3校目の5連覇を目指す青学大は15日、東京・町田市立陸上競技場で行われた東北学院大定期戦の男子3000メートルに出場し、気温35度の猛暑の中、橋詰大慧(4年)が8分16秒95でトップになった。

 今年の箱根駅伝7区で区間新記録をマークし、金栗四三杯(MVP)を受賞した林奎介(4年)が8分22秒61で2位だった。

 絶好調の橋詰がうだるような暑さにも負けず“熱い”走りを見せた。男子3000メートルのスタートは午後零時30分。気温は35度に達していた。橋詰は残り1000メートルでスパートすると、チームメートを一気に引き離してゴールした。「練習の流れの中で出場し、ほぼ予定通りの結果。すごく暑かったですが、集中して走れました」と納得の表情で話した。

 ホクレン・ディスタンスチャレンジ北見大会(7日)の5000メートルでは13分37秒75で走破し、一色恭志(24)=現GMOアスリーツ=が保持していた青学大記録を1秒90更新。記録では尊敬する先輩を超えたが、全く浮かれていない。「一色さんは日本で一番大きな大会の日本選手権(2016年)で4位になった時に出した記録なので価値がはるかに上。一色さんの偉大さを改めて感じています」と静かに話す。

 昨季の学生3大駅伝で、橋詰は出雲駅伝は主要区間の6区で6位となったが、全日本大学駅伝は左アキレス腱痛のため、箱根駅伝は右太もも肉離れのため、欠場した。「去年までとは違うというところを見せたい。間もなく夏合宿も始まります。最上級生として、きつい練習でチームを引っ張っていきたい」と意気込む。

 この日、青学大駅伝チームは朝練習で各自6~10キロ走り、町田市内の選手寮と定期戦会場の町田市立陸上競技場の往復約14キロも走って移動した。史上3校目の箱根路V5に向けて青学大は泥臭い走り込みを続けている。

スポーツ

×