東京マラソンボランティア熱中症対策講習「のどが渇く瞬間を作らない」

スポーツ報知
東京マラソン財団が開催した「熱中症対策講座」

 東京マラソンを主催する東京マラソン財団は28日、オフィシャルボランティアクラブ「VOLUNTAINER(ボランテイナー)」会員に向けた熱中症対策講習を実施した。約80人が「水分補給の重要性について」をテーマに約1時間半、熱中症から自分や周囲を守る知識を学んだ。

 講習では熱中症予防指導員が水分補給に適した飲料やタイミングを紹介。「のどが渇く瞬間を作らないことが大事」とこまめな水分摂取の重要性を説いた。受講した会員は「もし熱中症で倒れている人がいたら、氷などで肌を直接冷やしていいですか」、「スポーツドリンクがないときは水と食塩で代用できますか」など細かい点についても質問。不測の事態に備え、積極的に知識を吸収した。

 同財団は2017年4月に東京2020組織委員会と協定を締結。運営やボランティア、レガシーの創出などにおいて連携、協力していく方針が示された。2019年東京マラソン(3月3日)は暑さより寒さへの対応が主となるが、同年9月15日に開催される代表選考レースMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)や20年東京五輪本番なども想定して今回のスキルアップ講習を実施。今年の猛暑もあって定員を大幅に上回る募集があったため、来月28日にも同様の講習会を開催する予定だ。

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