日本陸連、マラソンの強化合宿「台風で暑熱対策へ向けたデータ収集できなかった」

スポーツ報知
川内優輝

 日本陸連は9日、都内で2020年東京五輪代表選考レース、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)出場権を懸けた18―19年MGCシリーズの会見を行った。

 男女マラソンの強化合宿についても報告され、河野匡・長距離マラソンディレクター(57)は「台風の影響で暑熱対策へ向けたデータ収集や分析が思うようにできなかった」と悔しそうな表情。北海道で10日間合宿してから東京に入り酷暑を想定していたが、女子は7日午前7時から30キロ走を行ったものの、気温21度、湿度95%で「寒さを感じるほど」。男子は本番と同じ9日に30キロ走を行う予定だったが、悪天候のため国立スポーツ科学センター(JISS)内の環境制御室で川内優輝(31)=埼玉県庁=ら5人が30分走っただけ。「日差しや風までは再現できず、リアリティーに欠ける」と不満が残り、改めて測定するプランもあるという。また、来年9月15日のMGCの放送は男子がTBS、女子がNHKに決まった。

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