日本選手権覇者・幌村が決勝進出逃し号泣…パンパシ2日目

スポーツ報知
男子200メートルバタフライで予選落ちした幌村尚  

◆競泳 パンパシフィック選手権第2日(10日、東京・辰巳国際水泳場)

 期待の新星がまさかの結果に涙を流した。男子200メートルバタフライでは、日本選手権を制して初の代表入りを果たした幌村尚(19)=早大=が1分57秒16で全体9位。各国2人しか決勝に進めない大会規定もあり、瀬戸大也(ANA)、矢島優也(スウィン大宮)にタイムで上回られ、B決勝に回ることになった。

 日本選手権後から右肩に違和感を抱えてきた。今は痛みこそないものの、崩れた泳ぎのバランスが元に戻りきっていない。この日のタイムは、選手権のVタイム(1分53秒79)よりも3秒以上も遅れた。「たくさんの人に応援してもらっているのに、結果が出せずに悔しい。優勝を狙おうという気持ちもあったが、自分の力がなかった。タイムは気にせず精いっぱいの力を出そうと思っていたが、実力不足です」と、インタビュー中も涙が止まらなかった。

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