決勝進出を懸けた1戦、先発はエース・上野…日本スタメン発表

スポーツ報知
11日の米国戦1回2死一塁、右越えに先制2ランを放った山本を迎える上野(中央)ら選手たち

◆ソフトボール女子世界選手権 第11日 決勝T3位決定戦 日本―カナダ(12日、ZOZOマリンスタジアム)

 11日に行われた準決勝で王者、米国に3―4の延長戦の末、サヨナラ負けを喫し、崖っぷちで迎えた3位決定戦。世界ランク2位の日本は、同3位のカナダと決勝進出を懸けて戦う。2大会ぶり優勝を目指す日本のスタメンが発表された。

 先発は、日本が誇る世界NO1投手・上野由岐子(36)=ビックカメラ高崎=。上野は、予選リーグ第6戦で、巧打のカナダ打線相手に7回を被安打4で今大会自身初の完封勝利を挙げている。

 11日の米国戦で先制弾を放ち、今大会6本塁打驚異の16打点と頼れるバッター、山本優(29)=ビックカメラ高崎=は、不動の4番、三塁。同戦に先発した、二刀流の藤田倭(やまと・27)は、「6番・DP(指名選手)」。藤田は「自分にチャンスで回ってきたら、投げる方でも、打つ方でも、100%の力を出して、貢献したい」と意気込んでいる。

 日本とカナダの1戦は、午後2時からプレーボール。宇津木麗華監督(55)は、「カナダは勢いに乗っている。まずはそこを抑えていきたい。そしてもう一度アメリカに(決勝で)会いたいな」と語っている。

 宇津木監督は大事な1戦のマウンドをエースに託した。藤田が「上野さんは、まわりから見ても安心して見ていられる投球をされる」と憧れる右腕が、チームを決勝の舞台に導く。(宮下 京香)

スポーツ

×