体操・白井 鉄棒で5つの離れ技を初成功

スポーツ報知

 体操の全日本学生選手権は12日、兵庫・尼崎市記念公園総合体育館で種目別が行われ、18年世界選手権(10~11月、カタール・ドーハ)男子代表の白井健三(21)=日体大=が鉄棒で、E難度「コールマン」を含む5つの離れ技を試合で初めて成功させた。小さなミスが重なり得点は13・050点と伸びず、7位だったが「すごくいい演技ではなかったかもしれないですけど、自分の中では落下しないって目標があったので、そこは達成出来た。1つ収穫になった」と大きな自信をつかんだ。これまで苦手だった鉄棒にも磨きがかかってきた白井に対しては、協会の水鳥寿思・強化本部長も「内村(航平)選手、田中(佑典)選手に続き、(鉄棒で)得点を稼げる選手として台頭することができる」と大きな期待を寄せている。

 17年世界選手権で金メダルを獲得した床運動は14・950点で優勝した。大学4年生。最後のインカレを終えて「日体大のキャプテンとしてしっかり示すものは示せたと思う。(11日に団体優勝もできて)本当に満足したインカレだった」と振り返った。

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