【箱根への道】早大、1年生が元気!in長野・富士見合宿

スポーツ報知
富士見高原を拠点に練習を積んだ早大

 新春の箱根路とは真逆の暑さの中でも、学生ランナーは研鑽(けんさん)に励んでいる。「夏を制する者が箱根を制す」とまで言われる夏合宿を、3回にわたって特集する。

 早大のルーキーが好調だ。7月28日から今月6日まで長野・富士見で行われた1次合宿は、参加した8人のうち4人が1年生だったが、全員がほぼ完璧にメニューをこなした。

 合宿最後のポイント練習として、標高1288メートルの富士見高原陸上競技場で1万6000メートルペース走を敢行。1年生は1万2000メートルに距離を抑える予定だったが、清水歓太主将(4年)ら上級生とともに千明(ちぎら)龍之佑(1年)も完走した。時折レーンの外側を走る余裕も見せた千明は、「大学に入って初めての夏合宿だけど、土台作りとしてしっかり距離が踏めている」と、手応えを口にした。中谷雄飛、半沢黎斗らと“日の丸トリオ”として、活躍が期待されて入学。前半シーズンも関東インカレ1部5000メートルに出場するなど、主力として経験を積んだ。

 清水主将は「1年生が元気なので刺激をもらいながら走れている」。箱根2区6位の太田智樹(3年)や永山博基(4年)ら、本来合宿に参加すべき上級生が不在だったが、「夏が終わるまでに全員の足並みがそろえば十分戦える」と、焦りはない。上級生が引っ張って、下級生が押し上げる。総合力で3大駅伝3位以内を狙う。

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