渡部香生子が復活の連覇 200メートル平泳ぎ

スポーツ報知
金メダルを獲得した渡部香生子

 ◆ジャカルタ・アジア大会 第3日(20日)

 競泳女子200メートル平泳ぎは渡部香生子(21)=早大=が2分23秒05で連覇を達成した。「タイムは満足できないけど、優勝できてうれしい」と笑顔で振り返った。

 イメージしていた通りの展開で、ゴール前できっちり差しきった。「落ち着いて自分のレースをしたかった。最後の50メートルが勝負と思っていた。最後まで落ち着いて泳げたのがよかった」と話した。パンパシフィック選手権は100メートル予選後に発熱し、欠場。出発前に奥野景介コーチが「状態はまだ3割」と話していた。まだ万全ではないなかで、しっかり勝ちきる強さを見せた。

 15年世界選手権で金メダルも、16年リオデジャネイロ五輪後に代表落ち。どん底を味わった。「色々つらいこと、うれしいことがたくさんあったけど、こうして一歩一歩結果を出して、代表の中で成長出来ているなと思う」。静かに喜びをかみしめた。

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