太田忍、意地見せ金「圧倒して勝ちたかった」今大会日本勢初

スポーツ報知
太田忍

◆ジャカルタ・アジア大会第4日(21日)

 レスリンググレコローマン60キロ級で太田忍(24)=ALSOK=が決勝でキルギス選手にフォール勝ちし、今大会のレスリング日本勢初の金メダルを獲得した。「ここまで日本に金メダルがなかったから、圧倒して勝ちたかった。日本のレスリングが衰退していると思われるのが嫌だった」。“忍者レスラー”の異名を持つリオ五輪銀メダリストが意地を見せた。

 2016年12月の全日本選手権、17年6月の全日本選抜選手権で日体大の2年後輩、文田健一郎(22)=ミキハウス=に敗れた。文田は昨年に世界一。だが約4か月後の全日本選手権決勝では雪辱し、日本一を奪還した。文田は故障中だが「健一郎が、これで負けていられないと来てくれれば、僕も伸びることができる」。競い合い、東京での金メダルを狙う。

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