【箱根への道】順大・塩尻誓う「全体トップ」絶対エース平常心in静岡・御殿場

2018年9月1日12時15分  スポーツ報知
  • 富士山を背に走り込む順大メンバー

 夏合宿特集第2弾は予選会(10月13日、東京都立川市=21・0975キロ)からの雪辱を狙う3チームだ。9年ぶりにシード権を失った駒大は上級生を中心に「2・5冠」達成へ着々。全日本大学駅伝予選会を2位で通過した国学院大、学生長距離界のエース・塩尻和也(4年)を擁する順大も本戦を見据えレベルアップを図っている。立川決戦まで43日。11枚の切符をつかむべく、死に物狂いの夏は続く。

 順大は学生長距離界のエース・塩尻を中心に戦力がそろいつつある。2度の北海道・士別合宿(3~13日、29日~9月8日)の“つなぎ”で行われる静岡・御殿場合宿(21~24日)では、より質の高い練習への対応を目指している。長門俊介監督(34)は「士別でも気象条件に恵まれ、良い練習ができている」と手応えを語った。

 チームの核である塩尻はジャカルタ・アジア大会3000メートル障害で銅メダルを獲得。それでも「メダルを取れたことはうれしいけど、ラスト1周で順位を落としてしまったのは悔しい」と課題を挙げた。2002年大会で順大の先輩にあたる岩水嘉孝氏(39)が銀メダルを獲得して以来の表彰台にも満足せず、9月6日開幕の日本学生対校陸上では同種目4連覇を目指す。

 予選会へ向け厳しい日程が続くが「過密とは思っていません。走るからには日本人トップではなく全体トップを狙います。1年生で出場した時は気負わず走れた。今回は状況や立場が違いますが、やることは変わらない」と平常心を貫く。従来の20キロからハーフマラソンへ延長されても「箱根駅伝もほぼ同じ距離。十分対応できる」。3000メートル障害以外でも、関東インカレ1万メートル&5000メートルで日本人トップを獲得するなど、シーズン前半はトラック種目で活躍。磨き上げたスピードを生かして戦う。

 最終学年、副主将という立場で迎える予選会へ「チームの雰囲気も良く、練習もケアもそれぞれ考えながら行えている」と全体を見渡せるリーダーシップも身についた。予選会突破、そして本戦のシード権獲得へ、富士山の麓から頂を目指す。

 ◆箱根駅伝への道 95回記念の今回は例年より1増の予選会上位11校が本戦出場権を獲得する。前回優勝の青学大など上位10校と、関東学生対校男子1部の14~18年の5大会総合得点が最多で「関東インカレ成績枠」の日大は出場権を持っている。予選会の距離は20キロからハーフマラソン(21.0975キロ)に変更。各校登録14人の中から12人が一斉スタートし、上位10人の合計タイムで本戦出場権を争う方式に変更はない。出場資格も一部変更され、予選会開催前年の1月1日から申し込み期日前日の公認記録が5000メートル16分30秒以内か1万メートル34分以内だったが、今回から1万メートル34分以内だけとなる。

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