宮川紗江、塚原千恵子氏から自宅へ「2020」加入促す電話があったことを告白「入らないと今後、あなたに協力できなくなる」

スポーツ報知
宮川紗江

 日本体操協会の塚原千恵子・強化本部長(71)からパワハラを受けたと告発した16年リオ五輪代表の宮川紗江(18)が、31日放送の日本テレビ系情報番組「スッキリ」(月~金曜・前8時)に生出演した。

 代理人の山口政貴弁護士と共に出演した宮川は、MCの加藤浩次(49)から「今後の体操協会」について聞かれ「新体制になるのは一番、手っ取り早いというか、今後、強化をする上で必要なことなんじゃないかなと思います」「東京五輪に向けての2020の特別強化については不明な点がいくつもあって、そこに関しては順位関係なく不平等な問題になっているので、改善した方がいいと思います」と提言した。

 その上で「2020東京五輪特別強化選手」について「東京五輪のためにリオ五輪が終わってからできたものなんですけど、ナショナル選手とは別にあるもので。そこにはトライアウトを受けて入るんですけど、その中にもナショナル選手も何人かいるんですけど、全日本選手権で予選通過しない選手だったり、ジュニアの大会で何十番、何百番っていう選手も入っていたりするんですけど。そういう選手が2020に属している選手が優先的に海外派遣をされたり、全日本選手権の予選を通過していないのに、推薦枠で全日本選手権に入れたりとか、そういうことがあるので、私は2020にその時は属していなかったので、海外派遣も順番を飛ばされて2年連続で行かせてもらえなかったですし、NTCの利用制限もかけられていたので、そこに関してはなんでかなっていう風に思っていました」と指摘していた。

 同制度を作ったのは塚原千恵子本部長とし、宮川は入って欲しいと「何度か言われたし、家に直接、電話がかかってきたりもしました」と明かし「もしもしって言ったら、塚原です、って本当に急だったので、コーチに何度も電話したけど、埒があかなかったというか本人が決めることだからということで家に電話したみたいなんですけど、その時には2020に入らないと今後、あなたには協力できなくなるという風に言われて、2020に入るといいこともたくさんあるのよっていう風に海外派遣も優先的にさせるっていうのだったり、NTCを優先的に使わせてあげるわよって言われたんですけど。なんで代表選手なのに、代表選手だったら海外派遣とかNTCの利用制限はないのが普通だと思っていたので」と明かした。

 「2020」に入らなかったのは「その時はナショナル選手に入っているんだったら、優遇は受けなくてもいいんじゃないかと思っていたので、2020の詳細は伝えてくれなかったのでその時は入らないと決めていました」と明かしていた。

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