パワハラ報道の日体大・渡辺駅伝監督 大学側「速やかに聞き取り調査を」

スポーツ報知
日体大・渡辺監督

 日体大は7日、陸上競技部の渡辺正昭駅伝監督(55)によるパワハラ報道について取材に応じた。広報課によると、現段階では事実確認を行っており、渡辺監督への聞き取り調査を速やかに行う予定。その上で、委員会等の審議を経て処遇を決定する。

 部活動を統括する学友会による学生へのヒアリングは始まっているが、選手らへの騒動の説明などはまだ行われていない。3日に同部の横山順一部長から渡辺監督のパワハラ疑惑について文書が提出され、調査が進んでいた。15年の就任以降、渡辺監督によるパワハラなどの訴えは大学側になかったという。

 渡辺監督は1993年に豊川工高に赴任したが13年に体罰騒動で退職。愛知県教育委員会の調査によると、豊川工高陸上部の渡辺監督(当時)による体罰は08~12年度に33件あり、停職4か月の懲戒処分とした。一方で強豪校に育て上げた実績を評価した同校PTA関係者から指導継続を求める約3万8000人分の署名が集められた。日体荏原高の保健体育教諭を経て、15年から母校・日体大の駅伝部を指導している。

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