体操協会、第三者委メンバー決定…塚原夫妻パワハラ疑惑

スポーツ報知
塚原千恵子強化本部長と夫の光男副会長

 日本体操協会は7日、都内で会見を開き、16年リオ五輪女子代表の宮川紗江(18)が告発した同協会の塚原千恵子強化本部長(71)と、夫の光男副会長(70)のパワハラ疑惑を調査する第三者委員会のメンバーを発表した。山本宜史専務理事(54)は10~11月の世界選手権(カタール・ドーハ)を考慮して「今月中には結果を出したい」と3日に話していたが、委員長に就任した岩井重一弁護士はこの日「やってみないと分からない。1か月半~2か月かかることもあり得る」と長期化を示唆した。

 調査の進捗状況によっては世界選手権をまたぐ可能性も浮上。24~30日には女子代表合宿も予定されており、他の代表選手に影響を与えることも考えられる。暫定的に千恵子氏を強化本部長から外すことも視野に入れており、山本専務理事は「それも含めて検討していかないといけない。早急に対応したい」と話した。

 第三者委員会は5人の弁護士によって構成され、岩井氏は「問題の徹底解明と選手ファーストで進めていきたい」と、10日から聞き取り調査を始める。

 ◆宮川「しっかりと真実を話してもらいたい」

 〇…宮川は7日、都内で取材に応じ、塚原夫妻に対して「(調査に当たる協会の)第三者委員会で、しっかりと真実を話してもらいたい」と思いを語った。この日は速見佑斗コーチ(34)とともに、支援を表明している美容外科「高須クリニック」と契約についての協議を行い、日本協会の承認が得られ次第スポンサー契約を結ぶ予定。「環境が整えば前進になる」と感謝した。

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