青学大“2冠”5000Mで吉田圭が日本人トップ3位

スポーツ報知
ガッツポーズでゴールする吉田圭太

◆陸上 日本学生対校選手権 第3日(8日、等々力陸上競技場ほか)

 男子5000メートル決勝は、吉田圭太(青学大2年)が14分8秒75で日本人トップの3位。6日の1万メートルでも吉田祐也(青学大3年)が日本人トップの3位に入り、青学勢が“2冠”を獲得した。レースはレダマ・キサイサ(桜美林大3年)が13分49秒80で制した。

 箱根王者が貫禄を見せた。吉田圭は2次合宿(8月24日~9月3日、岐阜・御岳)と3次合宿(10日~16日、新潟・妙高)の間で、練習の一環として出場。「調整もなく、監督からも『気楽にな』と言われていました」と序盤は先頭集団につかず、後方から粘りの走りで少しずつ順位を上げていった。原晋監督(51)は「今が一番体が疲れている状態」と話すように、2日には合宿2度目の30キロ走を行い疲労はピーク。その中でも他校のライバルに競り勝った吉田圭は「想定以上。粘って粘って(日本人トップの)3位まで行けた」と手応えを話した。

 10月8日の出雲駅伝から駅伝シーズンが始まる。チーム内の競争は激しいが「チャンスがあるなら出雲から全ての駅伝に出たい。今年のチームは3冠を獲れる力があると思うので」と気合十分。原監督も「(吉田圭は)2年生になって青トレを正しく実践できている。体幹が使えるようになってきた」。日本インカレ日本人トップでもメンバー入りが難しいほど選手層の厚い青学大。吉田圭は「安心して任せてもらえる選手になって優勝に貢献したい」と更なる成長を誓った。

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