塚原光男副会長、千恵子強化本部長は一時職務停止に「相当ショックを受けていた」
スポーツ報知

日本体操協会の塚原光男副会長(70)が11日、日テレ系「スッキリ」(月~金曜・前8時)に弁護士を伴って生出演した。塚原氏が生放送番組に出演するのは、16年リオ五輪女子代表の宮川紗江(19)へのパワハラ疑惑騒動後、初めて。
塚原氏は妻の千恵子強化本部長(71)とともに10日に一時職務停止になった。期間は第三者委員会の調査結果が出て、理事会で処分が定まるまで。10~11月に行われる世界選手権(カタール・ドーハ)には、強化トップ不在という異例の体制で臨むことになった。
光男氏は「私はともかく、強化本部長の塚原千恵子が(ドーハに)行かないとなると、本人も相当ショックを受けていた」と明かし「ドーハにかけて長い時間時間をかけて、2020の五輪強化対策を含めてドーハにかけ、リーダーシップを発揮してきた立場」と解説した。
そして「彼女がショックを受けている状況。私としても困ったかなと。しかし、協会が決定して職務停止ということですから、積極的に協力しないといけない」と話した。
さらに「こういった職務一時停止という形は、加熱な報道を避けて選手たちが強化活動に専念できる環境は作れるのかな。しかし、そこに強化本部長がいない。リーダーシップをとってきたことが、女子の体操を世界の4位まで(上げた)。我々が受けた時は14位からスタートしていますから、1つ順位を上げるのもエネルギーがいる。そこにもちゃんとリーダーシップがないと、こういう形にはならなかった」と説明していた。