日本ハム、コンサドーレ、レバンガ、エスポラーダが合同で小学校サプライズ訪問

スポーツ報知
イベント終了後、参加選手らと記念撮影する札幌平岡南小の全校児童

 北海道を拠点とする日本ハム、J1・北海道コンサドーレ札幌、B1・レバンガ北海道、Fリーグ・エスポラーダ北海道の選手らが、大きな被害を受けた札幌市清田区にある平岡南小をサプライズ訪問、児童らを元気付けた。

 午後1時半。何も知らされずに体育館に集められた全校児童643人。「皆さんを元気にするため、応援してくださる方がいらっしゃいました」。そうアナウンスされると、扉が開いて、折茂や荒野ら憧れのアスリートたちが各チームマスコットと共に入場してきた。

 ドキドキからワクワクに一変。胸躍らせた子供たちから、大きな歓声と拍手がわき起こる。「皆さんはとても怖い思いをしたと思いますが、僕たちが元気を届けにきました」と折茂。参加者らは次々とエールを送り、ミニゲームやキャッチボールなど約1時間の交流イベントを盛り上げた。

 湊義行校長(56)は「在校児童の6軒で、大きな被害を受け、通学路も陥没などでショックを受けた子供も多いが、今日は全員が笑顔になれた」と感謝した。コンサドーレ・荒野は「自分も札幌出身で、被災した知人もいる。義援金活動、被災地の復興支援活動にも協力したい。チームも現在の4位より、さらに上を目指し勇気づけたい」と話した。

 「今日はありがとうございます。今後も笑顔、あいさつ、夢がいっぱいの学校を作っていきます」と元気よく話した児童会長の鷲山力紀(りき)君(6年)。児童らの笑顔に、エスポラーダの水上は「かえって僕らが元気づけられました」と参加者全員の思いを代弁した。(小林 聖孝)

 ◆参加した選手、スタッフ ▽日本ハム 牧谷宇佐美(38)、立石尚行(48)両コーチ▽コンサドーレ 荒野拓馬(25)、浜大耀(20)▽レバンガ 折茂武彦(48)、川辺亮平(23)▽エスポラーダ 小野寺隆彦監督(43)、水上玄太(35)、三浦拓(23)

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