池江璃花子2冠締め!「来年は世界水泳でメダルを」…福井国体

スポーツ報知
自身が持つ大会タイ記録をマークし優勝した池江(中央)

◆福井国体(17日・敦賀市総合運動公園プール)

 ジャカルタ・アジア大会で6冠に輝きMVPを獲得した競泳の池江璃花子(18)=ルネサンス=が17日、福井国体の少年女子A・50メートル自由形に出場し、昨年に自身がマークした大会記録に並ぶ24秒33でV2。国体では100メートル自由形と合わせて2冠とした。今季最後のレースとなった同400メートルメドレーリレーでは第3泳者としてバタフライを担当、東京チームの2位に貢献した。「大会記録の自信はなかったが、いい締めくくりになったかな」。東京は、水泳競技の男女総合優勝を果たした。

 池江の記録的なシーズンが終わった。今年に入り、個人(長水路)では合計13個の日本記録をマーク。アジア大会のメダルラッシュ、パンパシフィック選手権の100メートルバタフライ優勝など、記憶にも刻まれる大活躍だった。「速くなりたい、強くなりたいという気持ちが強かったから頑張れたし、それに見合った記録も出た。飛躍の1年だった」

 来夏には、東京五輪の前哨戦となる世界選手権(韓国・光州)が控える。「満足はしていないし、やるべきことはたくさんある。世界水泳で必ずメダルを取らないと、五輪にはつながらないと思っている」と凜々しく決意表明。「全部のレースが終わってやっとオフなので、すごくうれしい」と言ったときには、18歳らしい笑顔をのぞかせた。

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