飯塚翔太が一般社員と共闘 1600メートルリレーで予選突破に貢献

スポーツ報知
ミズノの一般社員とリレーを走った飯塚

◆陸上 全日本実業団対抗選手権 第1日(21日、大阪・ヤンマースタジアム長居ほか)

 男子1600メートルリレー予選で、18年ジャカルタ・アジア大会銅メダルの飯塚翔太(27)を擁するミズノは3分16秒22の2組4着で23日の決勝に進んだ。飯塚はアジア大会の時と同じアンカーで力走。「いや~(疲れが)やばいです。(ライバルを)離しているつもりだったけど、周りも速かった」と息をついた。

 ミズノは企業チームとしての一体感を高めるため、実業団対抗の予選には一般社員をリレーメンバーに入れるのが恒例となっている。この日も第1走者は、北海道大時代に十種競技の選手で、現在はシューズの研究開発を担当する笹森哲弥さん(26)が担当。第2走者の野沢啓佑(27)、第3走者の松下祐樹(27)と400メートル障害が主戦場の主力選手がつなぎ、チーム一体で決勝進出を勝ち取った。飯塚は「社員の人と一緒に走れたのが良かった」と、今大会ならではの経験を心から楽しんだ。

 飯塚は22日の200メートルが本職。8月のアジア大会決勝では20秒68の6位に沈んだだけに、来季に向けても再浮上のきっかけとしたいところだ。「目標は優勝。今できるベストを尽くしたい。かみ合っていない部分があるのを修正できればいいし、(冬季の)トレーニング期に気持ち良く入れるようにしたい」と見据えていた。

スポーツ

×