高藤がV2 準決で世界1位永山を破り代表争いリード

スポーツ報知

◆柔道世界選手権第1日 ▽60キロ級決勝(20日、アゼルバイジャン・バクー)

 高藤が2連覇で代表争いを大きくリードした。最大の山場は準決勝の永山戦。世界ランキング1位で過去1勝2敗の相手に、序盤で左膝を負傷するアクシデントも重なったが「永山選手は技がすごくキレる。技に体が慣れたところで勝負をかけられれば」と、じっくり勝機を待つと、延長の末に小内刈りで優勢勝ち。「彼も僕とやったら自信あると言ってたので先輩の意地を見せられた」と胸を張った。

 昨年の世界選手権、グランドスラム東京を制して今大会の代表に内定した。圧倒的な結果を残しながら、この階級は100キロ超級とともに2人を派遣。「内定も取って負けなしでやってる中で僕の階級に2枠を使う。悔しい部分があった。60キロ級は僕一人で大丈夫でしょ、っていうのを改めて見せつけられたかなと思います」。第一人者としての存在感を改めて示す金メダルになった。

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