栄和人氏、至学館大を退職 田南部氏を提訴も

スポーツ報知
栄和人氏

 レスリング女子で五輪4連覇の伊調馨(ALSOK)らへのパワーハラスメント行為が認定されたことへの反省がないとして、6月に至学館大のレスリング部監督を解任された栄和人氏が同大学を退職していたことが22日、日本協会関係者への取材で分かった。退職の日付などは、明らかにされていない。関係者によると、栄氏は今後もレスリングを指導したいという意向は持っているという。

 また栄氏は、パワハラ告発状の一部は虚偽で名誉を傷つけられたとして、伊調を指導していたコーチの田南部力氏に330万円の損害賠償を求めて名古屋地裁に提訴したことも同日、弁護士への取材で分かった。告発状には練習場所だった施設への伊調の出入りを禁じたりするなど栄氏が不当な圧力をかけたと記載されているが、栄氏側は事実と異なると訴えている。

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