出雲駅伝連覇を狙う東海大は館沢、関らがメンバー入り 阪口は外れる

スポーツ報知
昨年の出雲駅伝で10年ぶり4度目の優勝を決めゴールへ飛び込む東海大6区・関颯人

 学生3大駅伝初戦の出雲駅伝(10月8日、島根・出雲市出雲大社~出雲ドーム=6区間45・1キロ)で連覇を狙う東海大は25日、登録メンバー10人を発表した。日本選手権1500メートル2年連続優勝の館沢亨次(3年)、左くるぶし付近疲労骨折から復帰した関颯人(3年)らは順当にメンバー入りしたが、前回1区区間賞の阪口竜平(3年)や同5区区間賞の三上嵩斗(4年)は故障のため、外れた。

 出雲駅伝まで2週間を切り、ディフェンディングチャンピオンは徐々に戦闘態勢を整えつつある。エース格の関は23日に日体大長距離競技会5000メートルで13分53秒46と好記録をマーク。5月の関東学生以来、約4か月ぶりのレースで復調を印象づけた。「高地合宿などで疲労もある中、7~8割の走りです」と納得の表情で話した。同レースで今年のジャカルタ・アジア大会1500メートル代表の館沢は得意のラストスパートで関を交わして先着。持ち味のスピードにさらに磨きをかけている。

 この夏の合宿では学生3大駅伝未経験の湯沢舜(4年)が練習を完璧に消化。湯沢は長い距離を得意とするが、スピード重視の出雲で3大駅伝デビューが期待される。阪口や三上の不在は痛いが、新戦力としてルーキーの須崎乃亥が台頭。7人が入った3年生を中心に2年連続5度目の優勝を狙う。

 今季、両角速監督(52)は「箱根駅伝(来年1月2、3日)で優勝を目指す」と公言する。箱根路初制覇のためにも、得意のスピード駅伝を制して一気に勢いに乗りたいところだ。

 10人の登録メンバーは以下の通り。大会前日に10人の中から6選手が区間登録される。

 ▽4年 湊谷春紀、湯沢舜

 ▽3年 館沢亨次、関颯人、鬼塚翔太、中島怜利、西川雄一朗、郡司陽大、高田凜太郎

 ▽1年 須崎乃亥

スポーツ

×