【箱根への道】青学大、最強を証明 新戦力も台頭

2018年9月29日15時1分  スポーツ報知
  • 青学大・小野田
  • 青学大・林
  • 青学大・森田

 学生3大駅伝初戦の出雲駅伝は10月8日、伊勢路を駆ける全日本大学駅伝は11月4日、来年1月2、3日には平成最後の箱根駅伝が行われる。箱根では史上3校目の5連覇を目指す青学大と、10年連続3位以内の勝負強さを誇る東洋大が一歩リード。2強を追うエリート軍団・東海大、山にダブルエースを置く法大、ゴールデンルーキーがそろう早大なども虎視眈々(たんたん)と頂点を狙う。

 王者・青学大が順調に走り続けている。原晋監督(51)は「今季の3大駅伝は『ビー・ザ・ディファレンス大作戦』で臨む。多様性を認め、個性を大事にするという意味。一人ひとりが個性を発揮して3冠を目指す」と高らかに宣言した。

 今年の箱根2区区間賞の森田歩希(ほまれ)主将(4年)、同7区区間新記録で大会MVPを獲得した林奎介(4年)ら主力が着実に力を蓄え、新戦力も台頭。日本学生対校5000メートルで吉田圭太(2年)、1万メートルで吉田祐也(3年)がそれぞれ日本人トップの3位に入った。3大駅伝未経験の“ダブル吉田”がチームに厚みを加えている。

 最近4年度の学生3大駅伝11回(14年出雲は台風のため中止)で優勝7回、2位2回、3位2回と優勝確率は6割3分7厘。3位以内の確率は100%だ。圧倒的な強さの要因は、体幹トレーニングと綿密な体調管理。連日約30キロを走り込む駅伝チームにおいて、最大の敵はライバルではなく故障だ。全体の半数近くが戦線離脱するチームがある中で、夏合宿でほとんどの選手が故障知らずで練習を消化した。森田主将は「3冠を達成した2年前よりチーム状態はいい。決して油断してはいけないが、全員で苦しい夏を乗り切ったという事実を自信にしたい」と充実の表情で話す。

 学生3大駅伝最終戦にして最高峰の箱根で、原監督は神の誕生を予言する。前回5区5位の竹石尚人(3年)=写真=について「3代目・山の神の神野(大地、現プロランナー)と遜色ない。4代目になる可能性がある」と笑った。本音か、あるいは原監督一流のハッタリか。いずれにしても興味深い。

 箱根史上3校目の5連覇と史上初となる2度目の3冠を目指し、今季も青学大が主役を張る。

(竹内 達朗)

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